2026年7月23日
性悪ではなく、脆弱。
特定社労士として、さまざまな労使トラブルを見てきて思うことがあります。
人は「性悪だから」問題を起こすのではなく、「脆弱だから」問題を起こす。
横領、情報持ち出し、ハラスメント、勤怠不正…
現場で起こる問題の多くは、「悪意」だけが原因ではありません。
誘惑、孤独、ストレス、疲労、そして環境の不備。
そうした「人の弱さ」が引き金になることが少なくありません。
例えば、
・お金を一人で管理している
・誰もチェックしない
・相談できる相手がいない
・ルールが曖昧
・懲戒制度が整っていない
・監査がない
こうした環境は、人の弱さを増幅させます。
逆に、仕組みが整っていれば、弱さが暴走しにくくなります。
それは人を疑うためではなく、人を守るための仕組みです。
例えば、
・防犯カメラの設置
→「見られている」という意識だけでも、不正は大きく減ります。
・複数人での金銭管理
→二重チェックは強力な抑止力です。
※複数人が固定化・癒着しない運用も重要です。
・監査制度の導入
→定期的な内部・外部監査が、健全な緊張感を生みます。
・弁護士・社労士との顧問契約
→法的リスクを日常的に意識する組織文化につながります。
・懲戒処分制度の明文化
→就業規則に定めがなければ、懲戒処分は原則として行えません。ここを知らない経営者は意外と少なくありません。
これらは、人を縛るためのものではありません。
人は誰でも弱くなる瞬間があります。
だからこそ、その弱さを責めるのではなく、弱さが問題にならない仕組みをつくる。
それが、本当のリスクマネジメントであり、人を守る組織づくりだと考えます。
仕組みは、人を縛るものではない。
人を守る「愛の形」なのです。
※写真はAIが作ってくれた「人を守る愛の仕組み」画像です😊
