
2023年9月24日
10月から地域別最低賃金が上がります。
時給換算額は全国平均43円アップで、大阪は1064円になります。
時給者は分かりやすいのですが、月給者は、月額賃金から月所定労働時間を割って時給に換算して確認する必要があるため、少し面倒です。
この計算には、通勤交通費や家族手当、また、皆勤手当などの必ずしも毎月支給するとは限らない手当は含めることができないので、注意が必要です。
いつでも試算させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
2年前のコロナ期真っ只中に、労働基準監督署で行われたお客様の会社に対する労働条件調査に立ち会った際、労働局賃金課の担当者が、この先最低賃金は毎年30〜40円上がっていくと話されていました。
コロナの影響で売上激減のために倒産していく会社も増加している中、まさか、と信じていませんでしたが、現実になった今、対応が難しい中小企業の実情と、国の施策にギャップを感じずにはいられません。
ただ、国は、賃金アップの際に利用できる様々な助成金や支援金を拡充していますので、条件が合う場合には、是非利用して乗り切っていただきたいと願います。
いつでもお気軽にお問い合わせください。
塾講師、家庭教師、ホテルの配膳係の3つのバイトを掛け持ちしている、大学1年生の長女は、時給が上がることを喜ぶとともに、その分、質の高い仕事を提供しなきゃと意気込んでいました。
賃金アップは従業員さんの労働意欲を高める効果があるため、労働効率を上げ、残業を抑制し、労働生産性の向上に繋げることで、会社にとってプラスになることを期待したいですね。
写真は先ほど自宅近くの公園で撮った秋の花、コスモスです。
歌好きな私は百恵ちゃんのコスモスをYouTubeで聞いて、切なくなってしまいました…。
秋を楽しみたいですね。