
2025年3月20日
先日、経営者の学びの会、大阪市倫理法人会が主催する「倫理経営講演会」にて、幣事務所が朝礼を実演させていただきました。経営者約150名の前での実演です。
内容は以下の通りです。
①経営理念、行動指針の唱和
②挨拶実習
③「職場の教養」の輪読、感想シェア
約10分弱になります。
弊所では最初、コミュニケーションを重視したゆるい朝礼を行っていましたが、
毎朝、従業員と一緒に経営理念や行動指針を唱和することで、従業員と想いを共有し、心を一つにお客様のために思考し行動することができるようになったと感じています。
また、大きな声で、「おはようございます」や「有難うございます」を揃えて発声することは、製造業や飲食業には有効でも、我々士業には必要ないのではないか、と最初は思っていましたが、
皆で一緒に声を合わせて思いを込めて発声することで、チームとしての一体感が高まっていったように思います。
何より嬉しいのは、お客様や同じオフィスビルのテナントの方から、「いつも従業員さんが元気に挨拶してくれて気持ちいいね」と言っていただいたことです。
従業員の感想としては、
「朝礼で元気な挨拶をすることで、その日1日元気に過ごせる」
「この朝礼をするようになってから、何にでも前のめりにできるようになった」
そうです。
そして、何より私が重視してきたのは、「職場の教養」の輪読と感想シェアです。
この冊子には1日1ページ、教養や豆知識が書かれているのですが、仕事に対する意識の向上だけでなく、人としての成長に繋がる内容で、毎日読むことで人間力の向上にとても役立ちます。
また、感想をシェアすることで、その人がどんな考え方でどんな性格なのか、また、家庭の状況や今現在の心の状態なども把握することができます。
私は初めて従業員を雇ったとき、気を使い過ぎて仕事をあまり振れず、ミスがあっても指摘できない状態でした。
もちろん勤務時代には部下も後輩もいましたが、先輩として指導するのと、雇用主として指導するのとでは、全く違う感覚であることを知りました。
そこで、「職場の教養」の輪読と感想シェアを始めたところ、コミュニケーションがたくさんとれるようになり、必要な配慮をすることができ、グッと距離が縮まりました。
今では仕事を振りまくっていますし、ミスもその場で指摘しています。
が、関係性はより良くなっていると感じています。
冒頭の朝礼実演を見ていただいた方からは、
「ピッタリ揃っていて想いがしっかり共有できていることがよく分かった」
「早速ウチも朝礼を始めた」
「ウチも今のままではダメだ。何かしなくてはと考えるきっかけになった」
など、嬉しいお言葉をたくさんいただきました。
また、実演した従業員は、とても緊張したけどやり切ることができて達成感を感じたそう。
私は、大勢の方の前でも堂々と実演し、引っ張っていってくれた従業員の姿に、感動して涙が出そうになりました。
今回、フルメンバーではなかったですが、この朝礼実演を通し、従業員も事務所も大きく成長できたと思います。 朝礼実演の機会をいただき、有難うございました✨