2024年5月9日
大阪府寝屋川市で就労継続支援事業を営む株式会社KIYOMIさんのモットーです。
障がいの程度が重く、仕事をすることが難しい方にも、社会で活躍する機会をもって欲しい。
その想いで、代表の村上智康さんは、熱帯魚の飼育販売やしいたけ栽培など、障がいの重い方ができる仕事を考え、自ら作り出されています。
施設の開設にあたり、最初は地域住民などからの反対があったそうですが、地域の清掃活動や元気の良い挨拶を続けていくうちに今では応援してくれるようになったそうです。
KIYOMIさんでは毎朝朝礼を行っています。
朝礼で経営理念や行動指針、アファーメーションを一緒に昌和することで、皆の心がそろい、従業員の意識ややる気が高まり、積極的に地域の清掃や挨拶をするようになっているそう。
業務の報告連絡相談だけを行う朝礼ではなく、会社全体の意識を高めるための朝礼。
様々な会社を見てきて分かったことですが、意識を高めるための朝礼を活用している会社は、まず社内の雰囲気が良い。明るくコミュニケーションが活性化されている。それが業務を行いやすい環境を作り、労働能率が促進され、業績の向上に繋がる。
会社が大きくなればなるほど、社長が末端の従業員とコミュニケーションをとることは難しくなりますが、社長が想いを直接伝えることで、従業員の愛社精神は高まります。
KIYOMIさんには何度かお邪魔させていただきましたが、経営層と従業員の距離が近く、また、利用者さんとの距離も近く、明るく活気があり和やかな雰囲気で、利用者さんの親御さんも安心して大事なお子さんを預けられるのではないかと感じました。
障がいを抱える方々がもっと生きやすくなり、そして、その親御さんの不安や心配が軽減される社会になることを願い、私も自分のできることから少しずつ始めています。
「箸よく盤水を回す」
いつか大きな渦になればいいなと思います。