効果的なコミュニケーション②~積極的傾聴のススメ~

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2023年11月9日

部下を率いる経営層、リーダー層にとって、コミュニケーションスキルは必須です。
とはいえ、「何をどう話していいのか分からない」とおっしゃる方も多いです。
コミュニケーションでは、話すことよりも聞くことが大切です。
人は誰でも、「自分の話を聞いてほしい、理解してほしい、共感してほしい」という要望を持っているため、自分の話を聴いてくれる人に好意や信頼感を抱きます。
「私は聴いているよ」とおっしゃる方は多いのですが、相手に話を聴いていること、理解していることが分かるように表現する必要があります。それには、相手の話を理解し、共感し、さらには相手の話を引き出す発展的な質問をすることが求められます。

今回は、相手に話を聴いていること・理解していることが伝わる表現方法「積極的傾聴(アクティブ・リスニング)」についてご紹介します。

聴き方のポイントとしては…
・相手に身体を向ける
・必要なところでアイコンタクトをとる 
・適度な相槌を打つ 
・話の内容をオウム返しする
・質問をする
・最後まで相手の話に耳を傾ける(話の腰をおらない、自分の意見を挟まない)
・話を急かさない(相手の話がダラダラと長い場合には、こちらで整理し要約してあげるといいです。「話を整理すると、こういうことですね?」と)
また、相手の意見を受け入れられなくても、受けとめ、歩み寄る姿勢が大切です。

腕組みや頬杖をする、椅子の背もたれにもたれる、眉間にシワを寄せる、パソコンや資料を見ながら聞く、などの態度をとっている場合は、改善するようにしましょう。

実際にやってみるととても難しいことが分かると思います。
特に部下や後輩と話す際には、つい自分の意見を言ってしまう、甘えた考えにイラっとしてしまう、説教をしてしまうなど、じっと相手の話を聴いていられない人が多いものです。
けれどそれでは、部下や後輩が抱えている悩みを十分に理解することができず、信頼関係はいつまでたっても構築されません。部下の方も話がし辛くなり、悩みが言い出せず、ある日突然退職届を出したり、メンタル不調を訴えたりする事態にもなり得ます。そうなってから、「もっと話を聴いておけばよかった」「どうして気付かなかったのか」と悔やまれても遅いのです。

聴く力は訓練により上達します。話すことが苦手な人でも、傾聴力を高めることで部下や後輩から信頼される上司を目指すことが可能です。

最近では、1on1ミーティングなどで、部下とコミュニケーションを取ったり、思いを共有する機会を設けている会社が増えてきました。是非とも傾聴の姿勢で、その面談をより効果的なものにしていただきたいと思います。

傾聴スキルが身につくと、社内コミュニケーションだけでなく、夫婦関係などさまざまな人間関係や仕事も上手くいくことが期待できます。
傾聴は良好な人間関係を築く上で欠かせないスキルと言えます。

阪神タイガース38年ぶりの日本一凄いですね!!私は野球は詳しくないのですが、大阪が活気づいているのがとても嬉しいです。2025年には大阪・関西万博も控え、これから大いに盛り上がっていきますね。楽しみです。

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